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第296回:
“医薬品に共通する特性と基本的な知識 Part50”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!
医薬品の本質に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- (a)医薬品は人の疾病の治療に使用し、予防には使用しない。
- (b)医薬品は、市販後にも、医学・薬学等の新たな知見、使用成績等に基づき、その有効性や安全性等の確認が行われる仕組みとなっており、それらの結果を踏まえリスク区分の見直し等がなされる。
- (c)医薬品は、多くの場合、人体に取り込まれて作用し、効果を発現させるものである。
- (a)正, (b)正, (c)誤
- (a)正, (b)誤, (c)正
- (a)誤, (b)正, (c)正
- (a)誤, (b)正, (c)誤
- (a)誤, (b)誤, (c)正
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- 3
医薬品のリスク評価に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- (a)LD50とは動物実験における最小致死量のことであり、薬物の毒性の指標として用いられる。
- (b)医薬品の安全性に関する非臨床試験の評価基準として、国際的に Good Laboratory Practice(GLP)が制定されている。
- (c)新規に開発される医薬品のリスク評価は、薬効‐薬理試験や一般薬理作用試験の他に、医薬品毒性試験法ガイドラインに沿って、単回投与毒性試験などの毒性試験が厳格に実施される。
- (d)医薬品に対しては、製造販売後の安全管理基準基準として Good Vigilance Practice(GVP)が制定されている。
- (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
- (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
- (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
- (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
- (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
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- 3
医薬品のリスク評価に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- (a)医薬品の投与量と効果の関係は、薬物用量を増加させるに伴い、効果の発現が検出されない 「無作用量」から、最小有効量を経て「治療量」に至る。
- (b)少量の投与でも長期投与されれば、慢性的な毒性が発現する場合もある。
- (c)医薬品については、食品と同一の安全性基準が要求されている。
- (d)医薬品の効果とリスクは、薬物曝露時間と曝露量との和で表現される用量‐反応関係に基づいて評価される。
- (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
- (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
- (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
- (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
- (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
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- 1
d. 医薬品の効果とリスクは、薬物曝露時間と曝露量との積で表現される用量‐反応関係に基づいて評価される。
医薬品の副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- (a)世界保健機関(WHO)の定義によれば、医薬品の副作用とは、「疾病の予防、診断、治療 のため、又は身体の機能を正常化するために、人に通常用いられる量で発現する医薬品の有害かつ意図しない反応」とされている。
- (b)一般用医薬品の使用においては、通常は、その使用を中断することによる不利益よりも、重大な副作用を回避することが優先される。
- (c)アレルギーによる副作用は医薬品だけでなく、添加物によっても起こる。
- (d)眠気や口渇等の比較的よく見られる症状は、副作用といわない。
- (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
- (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
- (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
- (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
- (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
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- 3
アレルギー(過敏反応)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- (a)アレルギーは一般的にあらゆる物質によって起こるわけでない。
- (b)卵や牛乳にアレルギーがある場合は、医薬品に対しても注意が必要となる。
- (c)普段は医薬品にアレルギーを起こしたことがない人でも、病気等に対する抵抗力が低下している状態などの場合には、医薬品がアレルゲンになることがあり、思わぬアレルギーを生じることがある。
- (a)正, (b)正, (c)誤
- (a)誤, (b)誤, (c)誤
- (a)誤, (b)正, (c)正
- (a)正, (b)誤, (c)誤
- (a)誤, (b)誤, (c)正
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- 3
医薬品の使用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- (a)一般用医薬品の場合、その使用を判断する主体は薬剤師と登録販売者である。
- (b)医薬品は、その目的とする効果に対して副作用が生じる危険性が最小限となるよう、使用する量や使い方が定められている。
- (c)小児への使用を避けるべき医薬品を「子供だから大人用のものを半分にして飲ませればよい」 として服用させるなど、安易に医薬品を使用する場合には、有害事象につながる危険性が高い。
- (a)誤, (b)正, (c)誤
- (a)誤, (b)正, (c)正
- (a)正, (b)誤, (c)正
- (a)誤, (b)誤, (c)正
- (a)正, (b)誤, (c)誤
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- 2
医薬品の使用に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
- (a)医薬品は、副作用が生じる危険性が最小限になるよう、使用する量や使い方が定められている。
- (b)一般用医薬品にも習慣性・依存性がある成分を含んでいるものがあるが、一般用医薬品による薬物依存は一度形成されても、容易に離脱することができる。
- (c)青少年は、薬物乱用の危険性に関する認識や理解が必ずしも十分でなく、好奇心から身近に入手できる薬物を興味本位で乱用することがあるので、注意が必要である。
- (d)医薬品の販売等に従事する専門家は、一般用医薬品を必要以上に大量購入しようと試みる不審な購入者であっても、購入者の希望どおりに販売する必要がある。
- (a,b)
- (a,c)
- (b,c)
- (b,d)
- (c,d)
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- 2
d. 不審な購入者等には、状況によっては販売を差し控える必要がある。
医薬品の相互作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- (a)相互作用は、医薬品が吸収、代謝、分布又は排泄される過程で起こるものであり、医薬品が薬理作用をもたらす部位では起こらない。
- (b)かぜ薬(総合感冒薬)とアレルギー用薬では、成分や作用が重複することが多く、通常、これらの薬効群に属する医薬品の併用は避けることとされている。
- (c)相互作用を考える場合は、同時に服用している医薬品のみを対象とすればよい。
- (a)正, (b)正, (c)誤
- (a)誤, (b)正, (c)誤
- (a)誤, (b)誤, (c)正
- (a)正, (b)誤, (c)正
- (a)誤, (b)正, (c)正
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- 2
c. 医薬品のみだけでなく食品も対象となる場合がある。
医薬品等の相互作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- (a)カフェインを含む総合感冒薬とコーヒーを一緒に摂取することによって、カフェインの過剰摂取となることがある。
- (b)外用薬や注射薬は、食品によって医薬品の作用や代謝に影響を受けることはない。
- (c)酒類(アルコール)をよく摂取する者では、その代謝機能が高まっていることが多く、その結果アセトアミノフェンなどは、通常よりも代謝されやすくなることがある。
- (a)正, (b)正, (c)正
- (a)誤, (b)正, (c)誤
- (a)正, (b)正, (c)誤
- (a)正, (b)誤, (c)正
- (a)誤, (b)誤, (c)正
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- 答え
- 4
小児等への医薬品の使用に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
- (a)一般用医薬品の使用上の注意において、乳児、幼児、小児という場合には、おおよその目安 として、乳児とは生後4週以上3歳未満、幼児とは1歳以上7歳未満、小児とは7歳以上18歳未満をいう。
- (b)小児は、大人と比べて血液脳関門が発達しているため、吸収されて循環血液中に移行した医薬品の成分が脳に達しにくい。
- (c)5才未満の幼児に使用される錠剤やカプセル剤の医薬品には、喉につかえやすいので注意するよう添付文書に記載されている。
- (d)小児は、大人と比べて身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が相対的に高い。
- (a,b)
- (a,c)
- (a,d)
- (b,c)
- (c,d)
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- 答え
- 5
b. 小児は、大人と比べて血液脳関門が未発達であるため、吸収されて循環血液中に移行した医薬品の成分が脳に達しやすい。