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第298回:
“主な医薬品とその作用 Part101”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!
かぜ薬(総合感冒薬)の配合成分とその配合目的の組合せの正誤について、正しい組合せはどれか。
- (a)
【配合成分】・・・メキタジン
【配合目的】・・・くしゃみや鼻汁を抑える - (b)
【配合成分】・・・トラネキサム酸
【配合目的】・・・発熱を鎮め、痛みを和らげる - (c)
【配合成分】・・・デキストロメトルファン臭化水素酸塩
【配合目的】・・・咳を抑える - (d)
【配合成分】・・・グアイフェネシン
【配合目的】・・・痰の切れを良くする
- (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
- (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
- (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
- (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
- (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)正
- 答え
- 1
次の記述にあてはまる漢方処方製剤として、もっとも適切なものはどれか。
体力中等度又はやや虚弱で、うすい水様の痰を伴う咳や鼻水が出るものの気管支炎、気管支喘息、鼻炎、アレルギー性鼻炎、むくみ、感冒、花粉症に適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人では、悪心、胃部不快感等の 副作用が現れやすい等、不向きとされる。まれに重篤な副作用として、肝機能障害、間質性肺炎、 偽アルドステロン症を生じることが知られている。
- 小青竜湯
- 柴胡桂枝湯
- 葛根湯
- 半夏厚朴湯
- 香蘇散
- 答え
- 1
2 柴胡桂枝湯は主に風邪の中期から後期
3 葛根湯は主に汗をかいていない人の風邪の初期
4 半夏厚朴湯は主にのどのつかえ感があるときの咳
5 香蘇散は主に虚弱体質で胃腸が弱い人の風邪の初期などに用いられる。
解熱鎮痛薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれ か。
- (a)解熱鎮痛薬は、頭痛に対し、症状が軽いうちに服用すると効果的であるが、症状が現れないうちに予防的に使用することは適切ではない。
- (b)アスピリンは、主として解熱・鎮痛作用があり、15才未満の小児にも使用できる。
- (c)ボウイは、ツヅラフジ科のオオツヅラフジの蔓性の茎及び根茎を、通例、横切したものを基原とする生薬で、鎮痛、尿量増加(利尿)等の作用を期待して用いられる。
- (a)正, (b)正, (c)誤
- (a)正, (b)誤, (c)正
- (a)正, (b)誤, (c)誤
- (a)誤, (b)正, (c)誤
- (a)誤, (b)誤, (c)正
- 答え
- 2
次の解熱鎮痛薬の配合成分のうち、ピリン系解熱鎮痛成分として正しいものはどれか。
- アスピリン(アセチルサリチル酸)
- サザピリン
- アセトアミノフェン
- イブプロフェン
- イソプロピルアンチピリン
- 答え
- 5
アスピリンやサザピリンは成分名は{~ピリン」とありますがピリン系ではありません。
解熱鎮痛薬の配合成分に関する次の記述について、( )に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。
イブプロフェンは( a )の産生を( b )することで消化管粘膜の防御機能を低下させ るため、消化管に広範に炎症を生じる疾患である胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎又はクローン 氏病の既往歴がある人では、それらの疾患の再発を招くおそれがある。また、出産予定日12週 以内の妊婦については、( c )とされている。
- (a)プロスタグランジン, (b)促進, (c)服用しないこと
- (a)プロスタグランジン, (b)抑制, (c)服用しないこと
- (a)プロスタグランジン, (b)促進, (c)服用してもよい
- (a)ウイルス, (b)促進, (c)服用してもよい
- (a)ウイルス, (b)抑制, (c)服用しないこと
- 答え
- 2
また、いかなる場合にも15歳未満の小児に使用してはいけません。
眠気を促す薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- (a)加味帰脾湯は体力中程度以下で、心身が疲れ、血色が悪く、ときに熱感を伴うものの貧血、不眠症、精神不安、神経症に適すとされる。
- (b)チョウトウコウは、クロウメモドキ科のサネブトナツメの種子を基原とする生薬で、神経の興奮・緊張緩和を期待して配合される。
- (c)抑肝散は、体力中等度をめやすとして、神経がたかぶり、怒りやすい、イライラなどがあるものの神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳症、歯ぎしり、更年期障害、血の道症に適すとされる。
- (a)正, (b)正, (c)正
- (a)正, (b)誤, (c)正
- (a)正, (b)誤, (c)誤
- (a)誤, (b)正, (c)誤
- (a)誤, (b)正, (c)正
- 答え
- 2
鎮暈薬(乗物酔い防止薬)の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
- (a)ジプロフィリンは、不安や緊張などの心理的な要因を和らげることを目的として配合される鎮静成分である。
- (b)ジメンヒドリナートは、延髄にある嘔吐中枢への刺激や内耳の前庭における自律神経反射を抑える作用を示す。
- (c)メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが早く、持続時間は短い。
- (d)ジフェニドール塩酸塩は、排尿困難の症状がある人や緑内障の診断を受けた人では、その症状を悪化させるおそれがある。
- (a,b)
- (a,c)
- (a,d)
- (b,d)
- (c,d)
- 答え
- 4
c メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが遅く、持続時間は長い。
鎮咳去痰薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- (a)トリメトキノール塩酸塩は、交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示し、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられる。
- (b)ジメモルファンリン酸塩は、延髄の咳嗽中枢に作用して咳を抑えることを目的として用いられる。
- (c)コデインリン酸塩はモルヒネと同じ基本構造を持つ依存性がある麻薬性の鎮咳成分である。
- (a)正, (b)正, (c)正
- (a)誤, (b)正, (c)正
- (a)誤, (b)誤, (c)正
- (a)正, (b)誤, (c)誤
- (a)正, (b)正, (c)誤
- 答え
- 1
鎮咳去痰薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について正しい組合せはどれか。
- (a)ノスカピン塩酸塩は、気管支の平滑筋に直接作用して弛 し緩させ、気管支を拡張させることにより、咳や喘息の症状を鎮めることを目的として配合される。
- (b)カルボシステインは、痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させるとともに、粘液成分の含量比を調整することにより、痰の切れを良くすることを目的として配合される。
- (c)ノスカピンは非麻薬性の鎮咳成分である。
- (a)正, (b)正, (c)正
- (a)正, (b)誤, (c)誤
- (a)誤, (b)正, (c)誤
- (a)誤, (b)正, (c)正
- (a)誤, (b)誤, (c)正
- 答え
- 4
口腔咽喉薬・うがい薬(含嗽薬)及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- (a)アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)は、炎症を生じた粘膜組織を修復する作用を促す作用を期待して用いられる。
- (b)口腔咽喉薬は外用薬なので、全身に吸収されて副作用が現れることはない。
- (c)ポビドンヨードが配合された含嗽薬では、その使用によって銀を含有する歯科材料(義歯等)が変色することがある。
- (a)正, (b)正, (c)誤
- (a)正, (b)誤, (c)正
- (a)正, (b)誤, (c)誤
- (a)誤, (b)正, (c)正
- (a)誤, (b)誤, (c)正
- 答え
- 2